2012年09月25日

確立操作

久々の行動分析です。

今回は、確立操作について

確立操作とは、簡単に言えばしてほしい行動の生起頻度をあげるための手続きで遮断化飽和化があります。
飽和化のほうはあまり犬には使わないので、遮断化について。

文字通り強化子を遮断することなんですが・・・

例えば、お散歩中他のワンちゃんに吠える場合、

「犬を見つけた途端に興奮しちゃって・・・おやつなんか見向きもしませんたらーっ(汗)

おやつに見向きもしないんだから、コマンドなんて聞けるはずないです。

でも、フードを何日か遮断された後、散歩のその状況の時にしかフードが食べられないとしたら・・・
初めはそれでも吠えるかもしれません。
でもそのときにしか食べられないと犬が学習すると・・・
絶対に食べるようになります!
吠えてる場合じゃない!!!
だって食べないと死んでしまうから。
これは、犬が通っても飼い主のそばで吠えずにフードを食べるようにするために、確立操作をした場合です。

フード以外にも強化子になるものはたくさんあります。
抱っこが好きな子はだっこ、ボールでもひっぱりっこのロープでも!!

私が行動分析学を勉強しだして2年半が過ぎました。
まだ、習う前、すずが1歳にならない頃だったかな、ディスクの先生に勧められたのが
フードを何日か抜くことでした。
その頃のすずは、フードを残しはしないもののたいした執着もなく、おやつも外の魅力的な刺激には勝てなかったので、フードに執着を持たせようということで5日間抜きました。
結果、執着はすごくなった。よだれが出るくらい(笑)
でも、それで終わり。それは、原理がわかってなかったからで、今思い返してみると、あれは確立操作をしていたんだと。
となると、せっかく確立操作をしたのに、その後、環境設定をしてフードを使って何かをするってことをしなかった。

原理がわからなかったから仕方ないんやけど、5日も抜いたら相当おなかがすいて多やろうから、もったいないことをしたなと今になって思ったり・・・

やっぱり、原理がわかっていてするのと、わからずにするのとは雲泥の差がある。

出会えてよかった、行動分析学exclamation×2



posted by wizmori at 22:57| Comment(3) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月03日

正の弱化のメリット、デメリット

正の弱化は行動前になかった刺激や出来事が、行動直後に出現し行動が減少することなので行動をやめさせたい時によく使われます。いわゆる嫌悪刺激でもってやめさせようとするんですよね。
嫌悪刺激って言葉で叱る・叩く・殴る・チェーンカラーで首にショックをいれる・電気ショックなどですが、それってワンちゃんにとっては嫌なこと・・・
ほとんどの人はわかっているはずなのに(だって自分がされたら絶対にイヤ!!)つい、それらをやってしまうのは何故でしょうか?
そこにはやっぱりメリットがあるからで、
・効果が早い。
・誰にでもすぐに出来る。(ショックは高度な技術がいります。)
とりあえず一時的ではあっても効果があるので人も負の強化でもって強化されている。
ではデメリットはどうでしょうか?
たくさんあります。
・弱い嫌悪刺激の効果は一時的で、いずれ慣れられてしまう。
中途半端に叱っていても効果がないのはこのためで、叱るほうもどんどんエスカレートしちゃうんですよね。
そしてまた慣れられる・・・
・嫌悪刺激と周囲の存在が結びつく可能性がある。
・「逃避、回避行動」を学習させてしまう可能性がある。
・「攻撃行動」を引き起こす可能性がある。
・活動性そのものを低下させる可能性がある。
・「学習性無力感」を引き起こす可能性がある。

他にもまだまだあると思いますが・・・
最後の「学習性無力感」はずいぶん前にゴールデンレトリバーで実験したそうで、そのお話を聞いたときはほんとに胸が痛くなりました。今は、規制が厳しいのでそんな実験は出来ないからその後の研究は出来ていませんが・・・いや、できなくなってよかった。
日常的に叱っている人に対して犬がどう思うかは会話が出来ないのでわかりませんがきっと「こいつ、嫌なやつ!!嫌い!!」って思っているでしょうし、本当におびえている子は「攻撃行動」に転じても不思議じゃないですよね・・・

「行動をやめさせる!」のではなく、「別の好ましい行動を強化する!」ですよね。
人も犬も嫌な気持ちにならない正の強化ひらめき
posted by wizmori at 21:29| Comment(0) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

4種類の基本の随伴性と消去A

負の強化
行動の直前にあった刺激、出来事が行動の直後に消失し、その行動が増加または維持されること。
正の弱化
行動の直前になかった刺激、出来事が行動の直後に出現し、その行動が減少すること。
負の弱化
行動の直前にあった刺激、出来事が行動の直後に消失し、その行動が減少すること。

具体例をあげてみると・・・
正の強化はオスワリをしたらオヤツがもらえる。
負の強化は首にショックをいれられる、オスワリをしたらショックがなくなる。
どちらも強化なのでオスワリという行動は増える、または維持されます。
正の弱化は吠えたらたたかれる。
負の弱化は遊んでいるときに手をかんだら遊びが中断される。
どちらも弱化なので行動は減少します。

そして消去ですが、文字通り、行動が消去されることです。
強化子を撤去した上で行動の前後に環境の変化がなければ、その行動は消去または減少します。
その際、消去バーストといわれる現象が現れますがその後、消去に向かいます。
消去バーストは、消去される前にいったんその行動がひどくなる現象のことです。
ここをしっかり説明しないと、「要求吠えには無視がいいと聞いたのにひどくなったやん!!」てなことになってしまいます。
わたしの教室は目の前がエレベーターホールなんで
「エレベーターに乗って行き先の階のボタンを押しても点灯しなかったらどうしますか?」とよく言います。
たいていの方は「また押す」と言われます。「そう、すぐにはあきらめずにまた押しますよね、しかも何回も・・・それがバーストです。それでもつかなかったら、最後にはあきらめませんか?それが消去です。」
こういうと、みなさん「なるほど」と納得してくれます。

今回書いたのは、本当に基本中の基本でまだまだ奥が深いのでまた少しずつ書いていこうと思います。
説明が不十分だったらごめんなさい。

posted by wizmori at 22:58| Comment(0) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4種類の基本の随伴性と消去

行動分析学は科学です。科学で犬を・・・ってなんか冷たい感じがしますか?
いえいえ、行動分析学って人にも犬にも本当に優しい・・・行動の原因を探るにはしっかりと目の前のワンちゃんを観察しないとできないことだし、これは、行動の原因を内面に求めないからで、(たとえば、言うことを聞かないのは飼い主より上だと思っているから・・・などです)内面に求めちゃうと推測だけで確認はできないんですよね・・・行動分析はアプローチした結果でもって原因を確認できます!!

少しずつ自分が勉強していることを書いていこうと思い・・・
今回は基本の随伴性消去です!

随伴性には
正の強化・負の強化・正の弱化・負の弱化の4種類があります。
正の強化は
行動の直前になかった刺激や出来事が、行動の直後に出現しその行動が増加または維持されること。

posted by wizmori at 22:01| Comment(0) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月18日

いざ、東京へ! その2

前回の続きです。

なんでか、あまり時間の余裕も無く法政大学に到着しました!

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スケジュールは、講演のあと、デモンストレーション、座談会でした。

さて、内容はと言うと普段勉強していることで特に驚くような内容ではありませんでしたが、自分が勉強しているこの行動分析学という心理学はやっぱり素晴らしいと再認識することができました!!

犬を育てる賢い方法は何があっても決してしからないこと!!
そして、犬が自発的に学習できるように環境を設定してあげること。
行動の意味を無視して罰的な方法で押さえ込むと別の問題行動が現れる可能性があるということ。
(実際に罰を使うことでさまざまなデメリットが検証されています。)
フードで学習させるのも、フードという刺激にどういう意味をもたせるかをわからずに使うのではなく、誘導、強化子、無条件刺激のどれを使って、何のためにしているかをわかって使わないといけないこと。
4つの随伴性を何のために使うのかを考えること。

1番の目的は、飼い主の想いを達成するお手伝いをするということ。

説明の一つ一つが原理に基づいてのお話なので説得力がありました。

せっかくなので、これから少しずつでも行動分析についてブログでも書いていきたいなあと思います。




posted by wizmori at 23:28| Comment(2) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月12日

いざ、東京へ! その1

今から2年位前から、行動分析学を勉強しています。
もちろん、独学ではなくその道のプロの方から教えていただいております☆

本来、自閉症や発達障害の子供に多く使われているのですが、これ、犬のしつけにもばっちりあてはまるのです。

そして今回、法政大学で公開講座があると知り、すぐに申し込みました!
講師が、ヤマザキ動物専門学校、帝京科学大学の講師でご自身も本を出したり、訳したりされている山本央子先生、行動分析学入門の著者、カレンプライアの「うまくやるための強化の原理」を訳された杉山尚子先生、桜花学園大学の奥田先生、法政大学の島宗先生です。

こんなすごい方達の講座が聞けるなんて、東京だっていっちゃいます!!

本題は次に置いといて(笑)

なんと車で行きました!3人で乗り合いで夜中の1時にいざ出発〜車(RV)
今回、すずとあかりはお留守番です。

夜中にも関わらず、どこのSAもお店が開いているるんるん

ちょっと楽しくて結構寄りました。

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地域限定スナック菓子が気になってSAで止まるたびに買ってみましたるんるん

黒糖味マーブルチョコやきのこの山も小倉トースト味とかね。
家について食べてみたら・・・「やっぱり、普通のが1番おいしい」

そんなこんなで、微妙なテンションでの行きは3人とも一睡もせずに東京に着きましたexclamation

ずっと、雨がパラパラ降ってて雨寒かったふらふら

13時からだったので、東京駅でお土産を買い、お昼ご飯を食べ、時間の余裕も無く法政大学に向かいました。

この続きは次回に・・・





posted by wizmori at 20:44| Comment(0) | 行動分析学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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